日本で最も見かけるベルギービール【シメイ】って?

今回の記事はこのような人におすすめ。

・世界でも希少なビールのスタイルを知っておきたい!

・アロマやフレーバーって何?

・ゆっくりチビチビ味わえるアルコール度数の高いビールを知りたい。

ミズキ

このビールの特徴
個人的好み
(4.0)
コク
(4.0)
香り
(4.0)
苦み
(4.0)
甘味
(4.0)
キレ
(2.0)
酸味
(2.0)

ビール大国ベルギーで最も有名なビールの1つシメイ・ブルー」。

今回ご紹介する「シメイ・ブルー」はトラピストという希少なスタイルの中で最も流通しているビールです。

この記事を読み終えると、ビールの新しいスタイルを発見すること間違いなしです。

是非今日もビール片手にごゆっくりご覧ください☆

まとめ
  1. シメイ・ブルーは希少なスタイルである「トラピスト
  2. 世界でトラピストを醸造できるのはたったの11カ所だけ
  3. 様々なアロマとフレーバー感じる五感で楽しめる一杯。
  4. 330mlで616円と比較的お高めの価格帯
  5. アルコール度数9%でチビチビと飲みたいスタイル。

シメイ・ブルーの基礎知識

シメイ・ブルーってどんなビール?

シュン

ミズキさん、シメイ・ブルーの特徴について教えてください!
OK!まずは基本的なことから紹介していくわね。

ミズキ

シメイ・ブルーの基礎知識

・発祥国:スクールモン修道院(ベルギー)

・アルコール度数:9.0%

・内容量:330ml

・金額:616円

・スタイル:トラピスト

・発酵法:エール(上面発酵)

シュン

330mlで616円

なかなかの値段設定ですね笑

シメイ・ブルーは希少なスタイルであるトラピスト

シュン

シメイ・ブルーはいつから発売されているのでしょうか?
もともとはクリスマスビールとして1948年にリリースされたものなの。

ミズキ

シュン

先日近くのイオンで購入しました。今では通年流通しているのですね!
その通り。トラピストというスタイルで最初に市販されたのがシメイなの。

ミズキ

現在最も多く市場に出回っているのもシメイなのよ。

ミズキ

シュン

トラピストというスタイルを味わうにはシメイがうってつけというわけですね!

シュン

そもそもなのですが、トラピストって何ですか?
トラピストの定義はこんな感じ。

「修道院内に醸造所を持つ、トラピスト会の修道院のみで醸造されるビール」

ミズキ

シュン

んー、よくわかりません。汗
民間企業が同じ醸造法を真似て作ったビールもあるということなの。

ミズキ

これは「アビイビール」と呼ばれていて、トラピストとは明確に区別されているの。

ミズキ

シュン

醸造法だけではトラピストを名乗ることができないのですね!

ラベルを見て神聖なただならぬ雰囲気を感じた理由が少し分かった気がします。

シュン

ところで、トラピストを名乗ることができる醸造所は世界でどのくらいあるのですか?
トラピストが醸造されているのは世界でたったの11カ所だけ。そのうち5カ所はベルギーにあるのよ。

ミズキ

これらの醸造所だけがトラピストを名乗り、六角形のロゴを使うことができるの。

ミズキ

シュン

とてつもなく少ないのですね!ますます飲んでみたくなります。

シメイ・ブルーが完成した経緯は?

1850年スクールモン修道院が醸造をスタート

シュン

シメイ・ブルーはいつ、どこで誕生したビールなのでしょうか?

1850年に創設されたスクールモン修道院で誕生したの。

ビールの醸造は1862年にスタートしたのよ。

ミズキ

第二次世界大戦で醸造は一度中断されたんだけど、終戦後にすぐにビールづくりが再開されて完成したビールなの。

ミズキ

ヨーロッパで反映した経緯

シュン

アルコール度数9%という点は大きな特徴ですよね。

シュン

なぜアルコール度数が高いビールが誕生したのでしょうか?

ヨーロッパでは飲み水を確保することが難しく、

代わりの飲み物としてアルコール飲料が発達したの。

ミズキ

その1つがビールというわけ。

ミズキ

シュン

なぜヨーロッパで飲み水を確保することが難しかったのでしょうか?
歴史的にヨーロッパを脅威に陥れたペスト菌やコレラ菌。

生水から感染することが知られて以来、聖人が民衆を守るためにワインやビールを呑むことを説いたの。

ミズキ

シュン

アルコールを含んでいますし、煮沸なども行うと生水と比べて安全性は飛躍的に高そうですね。

その通り。そんな背景があってトラピストはキリスト教とともに民間へ広がっていったのよ。

ミズキ

シメイ・ブルーに欠かせない厳選された素材

シメイには3銘柄ある

シュン

そういえば、シメイにはブルーのほかにレッドとホワイトがあるのを見ました。
その中でもブルーは唯一ヴィンテージが入っているのが特徴よ。

ミズキ

シュン

ヴィンテージって何でしょうか?聞いたことはあるのですが、、

ヴィンテージ=製造年のことよ。

つまり、製造年ごとに異なる味わいと楽しむことができるのが最大の特徴なの。

ミズキ

シュン

なぜ製造年が異なると味わいも変わってくるのでしょうか?
いい質問ね。シメイ・ブルーは瓶内発酵のビールなの。

ミズキ

瓶詰の直前に新鮮な酵母を加えているから、年月が経つほど発行が進むというわけ。

ミズキ

シュン

なるほど!

以前紹介して頂いたデュベルと同様ですね!

五感で楽しめる希少なビール

シュン

それではグラスに注いでみます。

シュン

見た目は赤みがかかったダークブラウンですね。泡もふんわり盛り上がっています。
シメイ・ブルーを飲むとアロマという言葉の意味が少し分かるようになるわ。

ミズキ

グラスに鼻を近づけて深く息を吸い込んでみて。

ミズキ

シュン

スーーーッ。

シュン

ブドウの香り、スパイシーさ、ほんのり甘味がありそうな香りなど入り混じっています。
シメイ・ブルーのアロマは「パン、干しブドウ、イチジク、コショウ、カラメル」こんなところかしら。

ミズキ

シュン

たまに聞くフレーバーという言葉は何でしょうか?
フレーバーというのは口から感じる香りや味わいのこと。

ミズキ

シュン

なるほど!早速一口含んでみます。(ゴクッ!)

シュン

甘いような、苦いような、いろんな味わいが複雑に入り混じっていますね。
フレーバーは「カラメル、ダークチェリー、プラム、たばこの葉っぱ」こんなところかしら。

ミズキ

シュン

確かに言われてみると複雑な味わいの正体が分かってきますね。

シュン

ズッシリ重みを感じる飲み口は「フルボティ」ですね!
MEMO

“ボディ”とは喉を通り越す抵抗感のこと。

ライト:さらりと飲み込める

フル:どっしりと重みを感じるもの

ミディアム:中間のもの

まとめ

シュン

ミズキさん、シメイ・ブルーについてとっても勉強になりました!

最後に、今日の内容をまとめておくわね。

  1. シメイ・ブルーは希少なスタイルである「トラピスト
  2. 世界でトラピストを醸造できるのはたったの11カ所だけ
  3. 様々なアロマとフレーバー感じる五感で楽しめる一杯。
  4. 330mlで616円と比較的お高めの価格帯
  5. アルコール度数9%でチビチビと飲みたいスタイル。

ミズキ

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