今回の記事はこのような人におすすめ。
・ビール大国ベルギーで最も有名なビールを飲んでみたい!
・ゆっくりチビチビ味わえるビールを知りたい。
・ビールの醍醐味(見た目・香り・甘味・苦み・スパイシーさ)を一度に味わいたい!
ミズキ
ビール大国ベルギーのトップメーカーとして君臨する「デュベル・モルトガット」。
今回ご紹介する「デュベル」は世界一魔性を秘めたビールとも称される極上の一杯です。
この記事を読み終えると、ビールがいかに奥深い飲み物か実感すること間違いなしです。
是非今日もビール片手にごゆっくりご覧ください☆
- ビール大国ベルギーのトップブランド「デュベル・モルトガット社」が作る代表作
- デュベルとは日本語で「悪魔」を意味
- 世界一魔性を秘めたビールと称されるほどビール通から高い支持を獲得
- 330mlで583円と比較的お高めの価格帯
- 最高級の素材と徹底的な手間をかけた珠玉の一杯
- 専用グラスと正式な注ぎ方があるほどの拘り
- この一杯で「モルト・ホップ・酵母・スパイス・温度と味の変化」をすべて感じることができる
もくじ
デュベルの基礎知識
デュベルってどんなビール?
シュン
ミズキ
・発祥国:ベルギー
・アルコール度数:8.5%
・内容量:330ml
・スタイル:ストロング・ゴールデン・エール
・発酵法:エール(上面発酵)
シュン
アルコール度数がこれほどにも高いビールがあるとは、、
初めて知りました!
デュベルってどういう意味?
紆余曲折を経てデュベルが完成したんだけど、
1923年に今の味わいの基礎ができたと言われているの。
ミズキ
シュン
デュベルを日本語に訳すと「悪魔」とも言われると伺いました…
どういう意味があるのでしょうか?
アルコール度数8.5%でありながら
飲みやすさとビールのあらゆる魅力が詰まっていることが要因かもしれないわね。
「世界一魔性を秘めたビール」と言われることもあるくらいよ。
ミズキ
シュン
“ボディ”とは「喉を通り越す抵抗感」のこと。
◆ライト:さらりと飲み込める
◆フル:どっしりと重みを感じるもの
◆ミディアム:中間のもの
デュベルが完成した経緯は?
100年以上4代に渡って発展している
ミズキ
シュン
その中でも2代目アルベールの功績が最も大きいと言われることが多いわ。
最高品質の原材料だけを使用して最高のエールビールを作ることを決意したのも2代目なの。
ミズキ
シュン
ミズキ
シュン
ユニークなビールにはそれに見合ったグラスが必要だと考えたのが3代目。
初のチューリップ型のグラスを設計したのよ。
「ストロングエールビール=チューリップ型のグラス」という常識を作ったのが3代目と言えるわね。
ミズキ
シュン
初代が醸造所を作り、2代目がビールの礎を作る。そして3代目がそれに見合ったグラスを作ったと。
4代目のプレッシャーは計り知れないですね。笑
4代目は完成されたデュベルを世界へ発展させていったの。
当時の味を守り続けながら今では世界60か国以上で楽しまれている世界的ブランドへと成長させているのよ。
ミズキ
発祥・名前の由来は?
シュン
2代目がイギリスへと海を渡り、
スコットランドの醸造所からデュベルに合う酵母を発見したことが始まり。
今日使われている酵母として現代まで受け継がれているのよ。
ミズキ
シュン
諸説あるんだけど、
当時は第一次世界大戦の真っ只中。
ベルギーはイギリスと親密な関係性にあったことも大きな要因と言われているの。
ミズキ
シュン
第一次世界大戦がなければ。
そしてイギリスとベルギーが密接でなければ、、
ミズキ
シュン
名前の由来も2代目のエピソード。
地元の試飲会がきっかけで、近所の靴屋だった「ワウワー」に飲んでもらったの。
衝撃的な香りと味わいに感銘を受け、「このビールはまさに悪魔だ!」と表現したと言われているのよ。
ミズキ
シュン
当時のベルギーはキリスト教国。
キリストが信仰されている国で「悪魔」と名付けることはセンセーショナルな出来事だったと想像できるわね。
ミズキ
デュベルが最高級ビールであるのはなぜ?
徹底的に拘りぬかれた素材と工程
シュン
スコットランドの酵母に加えて、
最高級のモルト・香り高いとされるスロベニアとチェコのホップを使用しているのよ。
ミズキ
シュン
透き通った色味と独特な苦みを引き出しているの。
最大の特徴はスパイシーさもプラスしている点ね。飲んだらすぐにこの意味が体感できるわ。
ミズキ
シュン
ミズキ
シュン
ミズキ
シュン
ワインでよく採用される瓶内発酵のスタイルをとっていることも大きな特徴。
発酵の過程で使用する酵母がそのまま瓶内に残っているのよ。
ミズキ
シュン
透き通った見た目・押し寄せる複雑な味わい
シュン
ストロング・ゴールデン・エールという名前の通り透き通った輝きのあるゴールドです。
泡にも特徴があるわよね。
お菓子作りで使うメレンゲのようなふんわりとした泡がグラス一杯に立ち上がるわ。
香りはどうかしら?
ミズキ
シュン
柑橘系はオレンジやレモンのような香りで
スパイシーな香りはコショウやコリアンダー由来。
いずれも最高級のホップによるものなの。
ミズキ
シュン
早速ですが一口飲んでみます。
IPAほどではないですがしっかりとした苦みが感じられますね!
ミズキ
シュン
ホップ由来のスパイシーさもしっかりと際立っています!
特に飲み込む瞬間に喉奥全体にピリっとしたスパイシーさを感じます。
専用グラスと公式な注ぎ方がある
シュン
丸い形は最高の香りを堪能するため。
トップに向けて細くなるデザインは、キレを作る炭酸ガスを逃がさないよう泡をキープするためなのよ。
ミズキ
シュン
ここにあるのは“D”の刻印。
敢えてキズを作ることで渦のように細かい泡が立つようにしているのよ。
ミズキ
シュン
刻印を入れることで泡を演出するとは、、
持ち味をすべて楽しむためにデザインされていることがよくわかります。
自宅にない場合はチューリップ型に似たワイングラスがオススメよ。
ミズキ
シュン
正式な注ぎ方は3ステップよ。
①グラスを45℃に傾けて半分まで注ぐ
②グラスを起こしながら泡を作る
③全部注ぎ切らないように1cm残して注ぎきる
ミズキ
シュン
③が特徴的ですね。何か意味があるのでしょうか?
鋭いわね。デュベルの特徴は瓶内熟成を採用していること。
そうすると通常のビール醸造の中で飛ばされてしまう工程が出てくるの。何だか分かるかしら?
ミズキ
シュン
答えは酵母をろ過する工程が飛ばされる。よ。
濁りを与える酵母がグラスに流れるのを防ぐために
敢えて注ぎ切らずにグラス側に1cm分だけ残すことがポイントなの。
ミズキ
シュン
それはぜひ知っておきたいポイントですね!
もちろん瓶に残った1cm分のビールは直接飲んでもOK。酵母の味わいが楽しめるわ。
敢えて最後の一口でグラスに加えて視覚的に濁りを楽しむでもOK。
それと、酵母を瓶の底に沈めておく必要があるから
冷蔵庫で冷やすときは横向きに寝かせないよう注意してね♪
ミズキ
シュン
いやぁ~奥が深すぎますね、デュベル。
まとめ
シュン
ミズキさん、デュベルについてとっても勉強になりました!
最後に、今日の内容をまとめておくわね。
- ビール大国ベルギーのトップブランド「デュベル・モルトガット社」が作る代表作
- デュベルとは日本語で「悪魔」を意味
- 世界一魔性を秘めたビールと称されるほどビール通から高い支持を獲得
- 330mlで583円と比較的お高めの価格帯
- 最高級の素材と徹底的な手間をかけた珠玉の一杯
- 専用グラスと正式な注ぎ方があるほどの拘り
- この一杯で「モルト・ホップ・酵母・スパイス・温度と味の変化」をすべて感じることができる
ミズキ